冬を越えたオステオスペルマムたちの様子だ。 まずは、オステオスペルマム サニー・アマンダ(A)から。 茎がだらしなく伸びて垂れ下がってしまい見栄えが悪い。 秋に切り戻すべきだったのだが、妹は『花が咲いているからもったいない』と言って、切り戻さなかったのだ。
でもまあ、これがオステオスペルマムの特徴なんだろう。 ネットで調べたところ、オステオスペルマムを育てている人の共通の悩みのようだった。
コイツは去年の梅雨明けに枯れそうになったが、なんとか持ちこたえている。 枯れそうな時の写真が下である。 ちなみに、枯れそうになったのは妹が梅雨前の切り戻しをしなかったからだ、『花が咲いているから可哀想だ』と言って。
こうしてみると、かなり復活しているのがわかる。 素焼鉢へ植え替えたのが良かったのだろうか。
アップで見てみると蕾が確認できる。 良かった。 春の花を楽しめそうである。
続いてはオステオスペルマムたちの中で最も元気なスーパーホワイト(A)である。 この通り元気がいい。 下葉がちょっと枯れているだけだ。
もともと素焼鉢へ植えていたがスリット鉢へ植え替えた。 なお、素焼鉢での成長に問題があったわけではない。 枯れそうだったサニー・アマンダ(A)に素焼鉢を譲るためにスリット鉢へ移ったのだ。 コイツは頑丈だから素焼鉢でなくても大丈夫だろうと思って。
まだ小さいが蕾が見える。
新芽も出ているし、心配ないなコイツは。
サマータイム・寄せ植えも梅雨明けはひどい状態だったが、なんとか冬を越えた。 まずは、寄せ植え全体を、次に品種ごとに紹介しよう。
茎が伸び過ぎているが去年の梅雨明けよりはずっと元気になっている。 なお、茎が伸びているのは秋に切り戻さなかったから。
去年の梅雨明けの時の写真が上である。 比べると危機を脱したのがわかる。 ちなみに、上がイエロー09(黄色)、右がピンクチャーム(ピンク色 x 白色)、下がカーディナル(紫色)、左がブロンズチャーム(オレンジ色 x 白色)である。 イエロー09とブロンズチャームがひどい状態だった。
では、品種ごとに現状をお伝えしよう。
まずは、花色が黄色のサマータイム・イエロー09(B)である。 寄せ植えにしていた初代の(A)は枯れてしまった。 コイツは挿し穂で増やした(B)、つまり子供である。 見ての通り素焼鉢へ単独で植え付けた。 親株が死んでしまい貴重な存在となったため、素焼鉢へ植え付けて雨の当たらない軒下へ移動した。
手厚く保護したため順調に育っており、蕾が付いているのが確認できる。 しかし、スーパーホワイト(A)と比べると弱そうかな。 今後は寄せ植えとしてではなく、単独でサマータイム・イエロー09(B)として紹介することになる。
花色がオレンジ色のサマータイム・ブロンズチャーム(A)も元気である。 梅雨明け後の状態がひどかったため、イエロー09と同じく枯れてしまうかと思ったがなんとか生き延びている。
蕾が付いているのが嬉しい。
また、新芽も出ている。 余談だが、現在育てているオステオスペルマムの挿し穂の中で一番数が多いのがサマータイム・ブロンズチャームである。 挿し穂の発根率が高くどんどん苗が増えてしまう。
冬の間も唯一花を咲かせていたのがサマータイム・カーディナル(A)である。 ご近所さんで、紫色のオステオオステオが年中花を咲かせているお宅がある。 そのお宅の品種はサマータイム・カーディナルではなさそうだが、紫色は強いのかな。
蕾が付いているが、色が薄いものが多いのが気になる。 緑色ではなく白色に近い色の蕾が多いのだ。 冬の間も花を咲かせていたから肥料不足なのだろうか。 肥料を与えて様子を見てみよう。
新芽は元気そうだ。
サマータイム・カーディナルだけ、なぜか蕾や葉の色が薄くなることがある。 複数株で起こる現象なので個体差ではなく品種の問題だろう。
また、知人に里子に出した同品種の挿し穂苗も、その後の成長で葉色が薄くなっているのを確認した。 つまり、環境が原因ではなさそうだ。
なお、肥料を与えた後は葉色が正常に戻ったものが多い。 ということは、肥料分が足りないことによる黄変だったんだろうと思う。 最近放送されたNHKの『趣味の園芸』のオステオスペルマムの特集では、『リン酸が不足すると葉が黄変する』と解説されていた。