パッションフルーツの栽培の難しさ

2014年からパッションフルーツの4品種を鉢植えで育てている。グリーンカーテン目的ではないため、鉢はスリット鉢の7号と9号だ。

パッションフルーツ パープルジャイアント

パッションフルーツ パープルジャイアント

パッションフルーツを育てる難しさ

家庭で育てられる果樹で、生食でここまで美味いものは、あまりないのでないかと思う。

室内越冬が多少の手間だが、パッションフルーツの香りと濃厚な味を経験すれば、越冬の手間なんて何でもない。

ただし困ったことに、手間さえかければたくさん収穫できるほど、パッションフルーツを育てるのは簡単じゃない。

パッションフルーツは、気温が高くなると花を付けなくなる。正確には、蕾が大きくなる前に黄色くなって落ちてしまう。無事に開花するのは、当地では前期が4月下旬 ~ 梅雨明けまで、後期が9月を過ぎてからだ。

また、パッションフルーツは、受粉から収穫まで60日から90日ほどかかる。もちろん、実が成長するためには日光や気温が必要である。

日が短く気温が低くなると、熟すまでの日数が伸びるか、または収穫にまでたどり着けなくなる。当地では、9月以降に開花した花で結実しても収穫にまで至らない。

つまり、収穫するためには、梅雨明け前までにいかにたくさんの花を咲かせるかにかかっている。

2014年のあらすじ

イエローを180円で、パープルジャイアントとエドゥリス赤紫実を100円で、エドゥリス黄実にいたっては30円で購入した。

大苗ではなく普通の大きさの苗であったため、開花はしなかった。

株を大きくすることに注力し、11月からは室内に入れた。

2015年のあらすじ

室内越冬中(4月上旬)にイエローとエドゥリス赤紫実が蕾を付けた。エドゥリス赤紫実は、庭に出してからその蕾を開花させ、無事に着果することができた。イエローの蕾は黄色くなって落ちた。

庭に出してからはイエローが4つの蕾を付け、梅雨の間に開花させ・無事に着果した。他の品種は開花しなかった。

品種 室内越冬中の蕾から着果まで 庭に出してからの蕾から着果まで
蕾の数 開花数 着果数 蕾の数 開花数 着果数
イエロー 2 0 0 4 4 4
パープルジャイアント 0 0 0 0 0 0
エドゥリス赤紫実 1 1 1 0 0 0
エドゥリス黄実 0 0 0 0 0 0

4株育てているにも関わらず、着果したのは5果、収穫できたのはわずか2果だった。

2016年の梅雨前の状態

室内越冬中(4月上旬)にパープルジャイアントとエドゥリス赤紫実が蕾を付けた。どちらの品種も、庭に出してからその蕾を開花させ、無事に着果した。

庭に出してからは、どの品種も蕾を付けていない。そこで、室内越冬中に蕾を付けなかったイエローとエドゥリス黄実を摘心してみた(5月上旬)。

それから3週間が経過し、摘心したイエローとエドゥリス黄実がたくさんの新梢を伸ばし始めた。

品種 室内越冬中の蕾から着果まで 庭に出してからの蕾から着果まで
蕾の数 開花数 着果数 蕾の数 開花数 着果数
イエロー 0 0 0 0 0 0
パープルジャイアント 5 5 5 0 0 0
エドゥリス赤紫実 6 6 6 0 0 0
エドゥリス黄実 0 0 0 0 0 0

梅雨前の着果数は去年よりも多いが、この育て方で良かったのだろうか。

 摘心する時期

パッションフルーツの摘心時期について悩んでいる。

今年は、室内越冬中は摘心しなかった。庭に出した後に、室内越冬中に蕾を付けなかった株だけを5月上旬に摘心した。

その結果、梅雨前の今、摘心した株たちはたくさんの新芽を出している。おそらく、梅雨の間に蕾を付け、開花するものと思われる。

だがもし、室内越冬中の2月末頃に無条件に摘心していたらどうなっていただろうか。室内越冬中に新芽を盛んに伸ばし、梅雨前にたくさんの花を咲かせることができただろうか。

それとも、室内越冬中は蕾を付けず、庭に出してから蕾を付けることになり、結果、開花が梅雨にずれ込んだだろうか。

今年実施した、

  • 室内越冬中に蕾を付けたものは摘心しない
  • 室内越冬中に蕾を付けなかったものは5月上旬に摘心する

とすべきか、それとも、

  • 2月末に摘心する

とするのがいいのだろうか。うーん、悩ましい。

来年は2月末ごろに摘心してみようかな。

現在のパッションフルーツども

パッションフルーツたちの様子を紹介。

パッションフルーツ イエロー

去年は一番よく成長し、また、最も花を咲かせた。4果の実が着果したが、収穫できたのは2果だった。

パッションフルーツ イエロー

パッションフルーツ イエロー

だが、今年はまだ花を付けていない。

パッションフルーツ イエロー

パッションフルーツ イエローの新芽

5月上旬に摘心してから新芽を伸ばし始めた。

梅雨の間に花を咲かせてくれるといいけど。じゃないと収穫が間に合わない。

パッションフルーツ パープルジャイアント

去年は全く花を咲かせなかった。

パッションフルーツ パープルジャイアント

パッションフルーツ パープルジャイアント

しかし、今年は室内越冬中に5つの蕾を付け、庭に出してからそれらが開花・着果した。

パッションフルーツ パープルジャイアント

パッションフルーツ パープルジャイアントの黄色くなった蕾

なぜか、庭に出してからは蕾が付かない。

正確には小さな蕾らしきものは見えるのだが、黄色くなって落ちてしまう。5月上旬に開花したのを最後に、以降は開花までたどり着かない。

なお、気温が高いわけではなく日中でも25度前後にしかならない。なのに蕾が黄色くなる。

パッションフルーツ エドゥリス赤紫実

去年は梅雨時期に花を1輪だけ咲かせ、無事、収穫にまでいたった。しかも、美味かったし。

パッションフルーツ エドゥリス赤紫実

パッションフルーツ エドゥリス赤紫実

今年は室内越冬中に蕾を付け、庭に出してから6輪の花を付けた。

全て着果したが1つ落果させてしまい、残りは5果だが、順調に成長している。

パッションフルーツ エドゥリス黄実

30円で買ったにしては、なかなかの成長なのだが、未だ花を付けていない。

パッションフルーツ エドゥリス黄実

パッションフルーツ エドゥリス黄実

土が悪いようで、水やりすると未だに茶色の水が出てくる。いわゆる微塵の多い、良くない土なんだと思う。

去年の秋に植え替える予定だったのだが、すっかり忘れていた。梅雨前の今、植え替えるかどうかで悩んでいる。

コイツだけは花を付けていない。つまり、自家結実するかどうかもわからない。

黄実系の品種は開花が遅いのか

今年は、現時点で開花したのはパープルジャイアントとエドゥリス赤紫実だけ。イエローとエドゥリス黄実はまだ開花していない。

去年は、エドゥリス赤紫実だけが梅雨入り前に開花した。梅雨入りしてからはイエローが4つの花を付けた。

ひょっとして、黄実系の品種は開花が遅いのだろうか。もし、黄実系が開花が遅いというのなら、当地では紫実系の方が育てやすいのかもしれない。なんといっても、梅雨時期の雨除けを考えなくてもいいというのは魅力である。

我が家では梅雨時期は洗濯物が室内干しになるため、庭にある屋根のある物干し場は使われなくなる。なので、パッションフルーツをそこに置いて雨除けさせることは簡単だ。そうすれば受粉率は落ちないだろう。ただ、物干し場の屋根は随分と汚れており、日当たりに不安がある。

なので、できれば梅雨入り前に開花する品種の方がいい。